整理収納

【ジモティー】義母が3年間使わなかったベッドを3時間で手放してみた

ご来館ありがとうございます。
館長のいたちでございます。

今回は妻の実家にあった折り畳みベッドを手放した話しをします。

元々妻が独身時代に使用していたモノで、
結婚を機に義理の母が使うため寄贈されました。

しかし全く使われることなく、

リビングのど真ん中に3年間君臨していました。

いわく付きの匂いがプンプンするベッドですが、
実はジモティーを使って3時間で手放すことに成功しました。
しかもみんな納得の上で。

その体験談をハートフルに記してみましたので、
お時間、ご興味のある方はご覧ください。

手放せない理由

こちらが今回のテーマとなる折り畳みベッド
ヒノキの香りがそこはかとなく漂う一品です。

きりん君
きりん君
手放した時、香りは0でした

「まだ使えるのにもったいない」
「畳んでいればそんなに邪魔にならない」
「むしろ服とか掛けているから使っている」

と語るのは義理の母。
手放せない理由は人それぞれです。

いたち館長
いたち館長
実際私もタブレットやノートPCを置いて
スタンディングデスクとして使ったのは認めます

しかしそれらの理由は、
家族の悩みの種でした。

普段は本当に仲の良い家族ですが、
ことベッドの話になると一触即発。

いたち館長
いたち館長
立場上私はヒヤヒヤしていたのは言うまでもないでしょう

「私があの時手放していれば・・・」
と、自責の念に駆られる妻。

声をかけようとするも、
毎度言葉に詰まる不甲斐ないいたち。

ふと畳まれたベッドを見ると、
まるであざ笑っているかのような表情をしていました。

 


「ククク。捨てらんねぇだろ?」


「なにしろ畳まれているんだから」


「服とか掛けて使われているかんね」


「プリプリプリ」

 

「捨てられるものなら捨ててみやがれ」
と言わんばかりの顔。

笑っているのかどうなのかわからない笑い方。

こんなにも憎たらしいベッドは初めてです。

普段ベッドには温厚ないたちも、
さすがに拳が上がりそうになりました。

義母への提案

何か良い方法はないものかと、
私と妻は色々アイデアを出し合いました。

①捨てる

ホームセンターで電動ノコギリを借り、切り刻んで捨てる
義母の逆鱗に触れそうなので却下

②業者に引き取ってもらう

リサイクル業者は有名ブランドであれば引き取ってもらえることが多く、
不用品回収業者はリサイクルしてくれない可能性があるため断念
*以前妻と義母がそんな話しをしていたそうです

③メルカリで売る

売れたとしても梱包や配送手配が面倒なので断念

④引き取る

我が家で使うとウソを付いて回収、その後廃棄
良心が著しく痛むので断念

ジモティーでの0円出品を提案

色々と策を弄するも、
100%失敗する未来しか見えない私たち夫婦。

しかし、
やっぱり使っていないモノがリンビングに3年間あり(しかもデカい)
家族全員がハッピーではない状況を、
整理収納アドバイザーとしては見過ごせません。

きりん君
きりん君
まだ幼い息子さんも使う部屋なので、
倒れてこないかなども心配になりますしね

そんな状況の中、
ふと以前使ったことのあるジモティーの存在を思い出しました。

ジモティーをご存知ない方の為に簡単にご説明いたします。

ジモティーとはオンラインでできるフリマみたいなもので、
値段設定や交渉のやり取りもアプリでできます。

先述のようにメルカリの利用も検討しましたが、
配送にまつわる諸々をこちらが手配しないといけないのが面倒です。

大型家具だと梱包や配送料もバカにならないので、
自宅まで取りに来てくれるジモティーを今回は選びました。

*メルカリにも購入者に自宅まで取りに来てもらえる設定ができますが、
匿名配送したい時に使いたいので今回は却下しました。
ご使用の際は双方のメリットとデメリットをよく確認して使い分けてみて下さい。

実はこれまでもジモティーの利用も考えていたのですが、
以下2点の理由で躊躇していました。

①自宅まで取りに来てもらうことへの抵抗
②アプリ操作などに慣れていない父母にはハードルが高い

しかしいずれも勝手な先入観を持っているだけなんじゃ?と思い、
まずは確認してみる事にしました。

「お義母さん、ジモティーに0円で出品するのはどうでしょう?
 やり取りとか今回は僕が全てやりますし、
 需要があればすぐに貰い手が現れますよ!」

どうしてこれまで思い出さなかったのか不思議なほど、
清々しい気分で提案している自分がいました。

すると義母からこんな言葉が。

「壊れてないしまだまだ使えるんだから、
 使ってくれる人がいれば良いよ。
 あとえすじーでぃ…ず?が叫ばれる時代なんだから、
 わざわざゴミにして捨てるのはなんかアレなのよねぇ」

「あ、SDGsのことですね」

 

 

 

はい、合意取れました。

 

 

 

きりん君
きりん君
そっちかぁ〜〜!
いたち館長
いたち館長
私もまさか環境問題の視点がヒットするとは思わなかったよ
すっかりまだ使う気があるものだとばかり思っていたね

という訳ですんなりOKが出たので、
早速ジモティーに出品する準備を始めました。

いたち館長
いたち館長
先入観を捨て、
まずは確認することが大切だと学んだよ

ジモティーへの出品

写真撮影

無料ですが、
引き取ってもらえるよう魅力的に撮影します

商品詳細

より貰い手が判断しやすいよう、
以下の情報を掲載

・値段(0円)
・元値
・サイズ
・重さ
・対荷重
・色
・状態
・注意点(取りに来てくれる方のみなど)

 

そうして準備が整ったら、いざ出品へ

まさかの引き取り希望者多数

出品したのがAM10:50だったのですが、
冗談抜きで40秒後くらいにお一人の方から欲しいとご連絡がありました。

そしてすぐに返信をしようとするも、
次から次へと希望者からの連絡がピコンピコン。

まさかこんなに早くレスポンスがあるとは思っておらず、家族全員騒然。
最終的には8名の方から欲しいとご連絡がありました。

きりん君
きりん君
ぇぇえええ〜〜
いたち館長
いたち館長
こんなに需要があるモノを
まさか電ノコで切り刻もうと考えていたとは

 

「1,000円くらいで売れば良かったかしら」

 

想像を超える希望者の多さに、
ついつい欲が見え隠れしてしまうお茶目な義母。

譲渡者の選定基準

無料のため当然値下げ交渉はありません。

しかし今回の私たちは一時帰省だったため、
当日の14時までに取りに来ていただける方を優先しました。

念の為過去にトラブルがないユーザーかどうかもチェック。

諸々を確認し終え、
なんだかんだやり取りした後、

14時までに取りに行けます!
という念願の譲り手も見付かりました。
あとは到着を待つだけです。

 

とてもスピード感のあるやり取り。
あっという間にベッドとお別れすることが決まりました。

(中略)

その後時間通り引き渡しも完了。
全てが無事に終わった時、
気付けば出品から3時間しか経っていませんでした。

約3年間、リビングの厄介者インテリアになっていた折り畳みベッドが、
たった3時間でなくなった瞬間でした。

さてこの話のまとめに入りましょう。

まとめ:手放したことで起こったこと、気付いたこと

①部屋にスペースができた

縦:約95㎝
幅:約40㎝
高さ:約130㎝

折り畳んでいるとはいえ大きな存在だったベッドが
リビングのど真ん中から姿を消したんですからそりゃ広くなります。

②いさかいの種が無くなりみんなハッピーに

無くなったことはもちろん、
スピーディーな対応に感動した義父から感謝のLINEが届きました。

③自分には不用品でも、誰かにとっては宝物

お譲りした際のことは割愛しましたが、
双方とても気持ちの良い取引きができました。

「大切に使わせていただきます!」
と深々とおじきされていた姿は印象的です。

④捨てられないのは罪悪感

義母はもちろん、
モノを手放すことに罪悪感を覚える方は多いです。

「バチが当たるんじゃないだろうか?」

とご先祖様に遠慮される心優しい方もいらっしゃいます。

そんなお気持ちにも配慮した上で、

捨てるのか
譲るのか
売るのか

その時々に合った提案ができれば、
納得感が罪悪感を上回ったりします。

いたち館長
いたち館長
ぶっちゃけますと、
義母がSDGsを意識しているとは全く思っていませんでした。
反省反省。

 

こうして折り畳みベッドは新たな持ち主の元へと旅立って行きました。

「あばよっ!」

 

以上、妻の実家にあった折り畳みベッドを手放した話しでした。

これを読まれた皆さまのお役に立てれば幸いです。

 

いたち館長
いたち館長
最後までお読みいただきありがとうございました

 

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